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【文春】桐永洋が森葉子アナにキスセクハラ!報ステCP解任の全文内容まとめ

2019年9月4日、テレビ朝日『報道ステーション(報ステ)』の元チーフプロデューサー・桐永洋(きりながひろし)氏に文春砲がありました。

桐永洋氏は森葉子アナ(女子アナXさん)にキスしたり、小川彩佳アナにセクハラ未遂を行ったりと、番組関係者の十数名がセクハラ被害を受けているようです。

今回は、週刊文春が報じた桐永洋氏のセクハラの内容についてまとめていきます。

桐永洋の報ステ・チーフプロデューサー解任の経緯

2018年夏、桐永洋氏が『グッド!モーニング』のチーフプロデューサーから、『報ステ』のチーフプロデューサーに異動

2018年8月5日夜、小川彩佳アナへのセクハラ未遂(後述)

2018年9月28日、小川彩佳アナが『報ステ』卒業

2019年4月、森葉子アナが『報ステ』のフィールドキャスターに抜擢

2019年5月3日、森葉子アナへのセクハラ行為(後述)

その後、森アナが飲み会で周囲に桐永氏のセクハラを話す

森アナへのセクハラ行為が女性ディレクター陣の耳に入る

以前から『桐永氏のセクハラが酷い』という声は、社内でいくつも出ていた

2019年7月頭、複数の女性ディレクターが桐永氏のこれまでのセクハラをコンプライアンス室に通報

7月上旬、コンプライアンス統括室を中心に調査を開始

女性スタッフ全員の聞き取り調査をした結果、10人ほどが被害を訴えた

7月17日、担当デスクの社員2名にパワハラ
(コンプライアンス室に通報するもパワハラ認定されず)

7月下旬、篠塚浩常務が桐永氏を呼び出し、『立場が立場なんだ。わきまえろ』と口頭で注意

8月19日、調査委員会を立ち上げ、事実関係を確認

8月30日夜、桐永洋氏の3日間謹慎の懲戒処分と報ステCPの交代が決定

週刊文春の以外の一部報道によると、2019年5月にセクハラ告発があったと報道されています。

しかし、実際には森アナは告発しておらず、2019年7月頭に複数の女性ディレクターによって通報されています。

それにしても、セクハラの通報から調査委員会を立ち上げまで約1ヶ月半もかかっています。

上層部は桐永洋氏のセクハラに対する処分を7月下旬の口頭の注意だけで終わらせようとしていたが、週刊文春に嗅ぎつけられ、隠しきれなくなった結果、チーフプロデューサー解任と懲戒処分を行ったとも言われています。

というのも、8月30日の処分発表の際、佐々木毅報道番組センター長は「週刊誌が取材に動いているようですが、個別に取材に応じることのないように」と報ステのスタッフに釘をさしています。

これはスタッフに対しての圧力と捉えられてもおかしくありません。

また、今回のセクハラの件をテレビ朝日はニュースとして報道していません。

報道番組にも関わらず、自局のチーフプロデューサーのセクハラ行為については報道しないのは報道機関としてあるまじき行為だと批判が集まっています。

【文春】桐永洋のセクハラの内容

桐永洋氏のセクハラが酷いという声は以前からよく出ていたようです。

桐永洋氏のセクハラの手口

桐永氏はしょっちゅう女性記者やスタッフを飲みに誘っていた
番組の最高権力者の誘いは断りにくく、やむなく応じるものも多かった
手口はいつも同じで、2人きりの席で下ネタや猥談を連発
『その服エロイねぇ』と言ったり、『恋がしたい』と嘆いたり
学生バイトの女性が手を握られたこともある

被害者は女性スタッフ、女性記者、学生バイトの女性、女子アナと十数人にも及びます。

桐永洋氏が行った、森葉子アナや小川彩佳アナへのセクハラをご紹介いたします。

桐永洋がキスした女子アナXは森葉子アナ

森葉子アナ

週刊文春の報道にある、『出演女子アナの1人・Xさん』とは森葉子アナウンサーのことです。

森葉子アナは、2019年4月から『報ステ』のフィールドキャスターに抜擢されています。

事件があったのは、2019年5月3日(金)報道ステーション放送終了後の深夜0時過ぎ

桐永洋さんと森葉子アナは2人で焼き鳥屋(タレントも御用達の高級店)に入った

奥の個室で約2時間ほど料理とお酒を楽しんだ

その後の行動の記憶は双方で若干異なっているようです。

まず、桐永氏の関係者の証言は以下になります。

■桐永洋氏側の記憶

午前3時頃、森アナの自宅マンションまで送ると、2人は路上で抱き合いキスを交わし、桐永さんから別れを告げた

森アナは酔っていたのか、足元がおぼつかず、マンションのキーケースを落としてしまい、なかなか中に入れなかった

そこで桐谷氏が駆け寄り、エントランスの解除を手伝いそのままエレベーターに同乗

森アナの部屋の手前まで一緒だったが、森アナが「今日はここまで」と言い、ドアを閉めた

桐永氏はそのまま自分の自宅に帰った

まるで、森アナが桐永氏を誘惑していたとも受け取れる証言ですね。

続いて、森葉子アナの関係者からの証言は以下になります。

■森葉子アナ側の記憶

2人とも酔っ払っていたが、桐永氏から強引に抱きつかれキスをされた

キスをされたのは非常にショックだったが、桐永氏は部屋の前まで来て、あわよくば室内に入ろうとしてきた

森アナは「ここまでにしてください!」と必死で追い返した

その後も桐永氏から「また2人で飲みに行こう」という旨のLINEが複数回来たが、すべて理由をつけて断った

桐永氏は聞き取り調査に対し、以下のように釈明しています。

■桐永洋氏の釈明

4月から番組に加わったので、親睦を深めるために誘った

森アナとキスをしたのは事実

抱きついてきたのは森アナの方から

あんなに素敵な女性に抱きつかれ、舞い上がってしまった

森アナはこの事件の後も通常通り番組には出演しています。

森アナ自らが会社側に桐永氏のセクハラを訴え出てもいないようです。

森アナは飲み会などで『桐永さんと、玄関前の“攻防戦”があってさー』と大事にせずに笑い話ですませようとしていました

しかし、話が徐々に広まった結果、7月頭に複数人の女性ディレクターが桐永氏のセクハラを通報し発覚しました。

桐永洋は小川彩佳アナにもセクハラ未遂

小川彩佳アナ

2018年秋に『報道ステーション』を卒業した小川彩佳アナへも桐永氏のセクハラ未遂があったようです。

ことが起こったのは、2018年8月、広島の原爆関係の取材に2人を含む数名が出向いたときのことです。

2018年8月5日(原爆死没者慰霊式の前夜)取材班が解散した後の午後10時過ぎ、桐永氏は小川アナに『サシで飲みに行こう』と誘っています。

小川アナは『今日はもう疲れていますし、明日は大事な式典もあるのでやめておきます』などと断って事なきを得ました。

翌月の2018年9月28日、小川アナは『報道ステーション』を卒業しています。

『東スポ』(2019年9月5日)によれば、小川アナの『報ステ』卒業は桐永洋氏の意向があったと言われています。

番組の最高権力者(チーフプロデューサー)という立場を利用し、あらゆる女性関係者に声を掛けていたのではないでしょうか。

追記:週刊新潮の報道

2019年9月5日、『週刊新潮』でも桐永洋氏のセクハラについて報道がありました。

(前略)

森アナは、4月から番組に起用されたばかりの“新顔”で、対して桐永氏は“番組の最高権力者”。ゆえに気をつかった森アナ、桐永氏に誕生日プレゼントとして、1000円程度の焼き菓子を贈ったという。これが引き金となってしまった。

「桐永さんはよほど嬉しかったのか、そのお返しということで食事に誘った。〈軽く飲みに行きませんか〉というLINEだったが、それを断っていると、こんなメッセージが届いたようなんです」(テレ朝関係者)

〈5月3日24時、麻布十番の○○を予約しました〉

「これに対して彼女は、“他にも人がいるのかな”と思ってその居酒屋に行ったところ、個室に桐永さんひとり。驚いたけれど、相手は上司ですからイスを蹴って帰るわけにもいかず、二人きりで飲むことに……」(同)

 もっとも、酒に強い森アナ。最後まで酔っ払うことはなく、会はお開きとなった。ところが、歩いて帰ろうとする森アナを桐永氏は引き止め、タクシーで送っていくと主張。そして2人を乗せた車が森アナのマンションの前につくと、今度は“酔っているから送っていく”と、なぜか桐永氏も下車してしまう。「大丈夫です」を繰り返す森アナに対し、桐永氏の進撃は止まらず、エントランスを突破し、エレベーターの中へ……。

桐永さんに帰るように促したところ、いきなり彼が、がばっと抱きついてキスをしてきた。彼女はもちろん嫌だったんですが、相手は上司であるうえに、全然帰ってくれない。これで離れてくれるなら、と引っぱたいたりすることはなかったようです」(先の関係者)

“また飲もうね”と悪びれもせず帰って行った桐永氏は、その後も数回、森アナを飲みに誘うLINEを送ったという。

 この後、森アナ、そして被害を聞きつけた複数のディレクターも、相前後してテレ朝内のコンプライアンス統括室へ本件の相談に駆け込んだ。ちなみに桐永氏は既婚者で、2人の子供がいる。

 ただし関係者によれば、桐永氏は“彼女は酔っていて放っておけず、マンションまで送った”“彼女から抱きついてきた”などとコンプラ担当に説明。担当者の判断は揺らいだという。

 そして社内調査の結果、このたび桐永氏に処分が下された。先述のとおり、3日間の謹慎とチーフプロデューサーの解任、BS朝日への“出向”だという。

(後略)

引用:2019年9月5日 週刊新潮