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【クババとは】やりすぎ都市伝説で紹介!古代メソポタミア文明の伝説の女王

2019年12月28日放送の『やりすぎ都市伝説2019冬』で『クババ』について紹介されます。

今回はクババとは何なのかご紹介します。

やりすぎ都市伝説2019冬 概要

2019年12月28日に放送される、『やりすぎ都市伝説2019冬』で関暁夫さんがプレゼンする内容は以下になります。

やりすぎ都市伝説SS~Mr.都市伝説 関暁夫 外伝~

人間に知恵を授けた「クババ」の謎を解き明かすべく、インドへ向かう
秘密裏に行われた宇宙研究とハイブリッド種・ヒューメイリアン

今回、関がやってきたのはインド! 神話を読み解けば、そこに人類誕生のヒントが…!
インドの神と日本の神「毘沙門天(毘沙門天)」の奇妙な一致とは!?
「徳川埋蔵金」につながる意外な事実が明らかに!
人間と宇宙人の子「ヒューメイリアン」を直撃取材すると「人類は宇宙人が作った」という衝撃事実が
宇宙人が作った肉体に「知恵」を入れた存在が…それは女王XXX!?
人間は超絶AIと合体、肉体は消える…!?

続いて、関暁夫さんのコメントです。

「壮大なテーマではありますが、“言語”というものをさかのぼる旅をします。言語をたどることによって、今まで見えなかった何かが見えてきます。『はじめは言葉ありき。言葉の奥に神が存在する』ということです」

「もともと、人間を作ったのは何者なのか?人間の肉体を作ったのと、知恵を入れたものは別であるということも知っていただきたいです」

【クババとは】古代メソポタミア文明の女王の一人

クババ

『クババ』は、やりすぎ都市伝説の中で『人間に知恵を授けた』と紹介されています。

シュメール王名表に書かれていた情報によれば、クババとは古代メソポタミア文明のキシュ第3王朝の女王のことです。

別名『ク・バウ』とも言います。

キシュとは

古代メソポタミア時代の都市、または国家のこと。

現代名は『テル・アル・ウハイミル』

場所はイラク共和国のバビロン遺跡付近にありました。

クババは、もともと娼婦(しょうふ)でした。

娼婦から王妃へと成り上がり、ついには都市国家キシュの第3王朝の女王となり実権を握りました。

キシュ第3王朝における王は、『クババ』ただ一人です。(男性の王は不在)

クババは100年間にわたって女王に在位したとされています。

古代メソポタミア時代において、実権の握ったとされる女性はサム・ラマトやナキア(ザクトゥ)などがいます。

しかし、正式に王として即位した女性はクババが唯一の存在です。

また、クババは実在の人物であるかは分かっていません。

また、クババはキシュ第4王朝のプズル・シン王の母であるとされています。

その他、一説ではウル・ザババ王の母でもあるようです。

キュベレーとは

キュベレー像①

キュベレー像②

クババとキュベレーには深い関係があります。

キュベレーとはアナトリア半島のプリュギアで崇拝され、古代ギリシア、古代ローマにも信仰が広がった大地母神(女神)のことを指します。

キュベレーは、紀元前204年にプリュギアからローマにもたらされました。

大地母神(だいちぼしん)とは

『地母神』、『母なる神』ともいう。

一般的な多産、肥沃、豊穣をもたらす神で、大地の豊かなる体現である。

「大地の母」として描かれる。

キュベレーという名前は「知識の保護者」を意味しています。

キュベレーがギリシア神話に取り入れられる前に、プリュギア語で呼ばれていた名前はクババです。

つまり、『キュベレー(大地母神)=クババ(女王)』とも言えます。

クババは手にザクロと鏡を持った威厳のある婦人の姿で描かれ、ヒッタイト帝国の重要都市カルケミシュの守護神となっていました。

ギリシャ神話では、キュベレーについて以下のように記載されています。

ギリシャ神話におけるキュベレー

神々の母親とは誰であろうか。

キュベレーこそ知性ある創造性豊かな神々の生みの親である。

そしてそのようにして生まれた神々が、こんどは、目に見える神々を導き案内するのである。

キュベレーは全能なるゼウスの母親であり、夫である。

キュベレーは偉大なる創造神に次いで、そして一緒に、この世に現れたのである。

彼女は命あるすべてのものを治め、彼女からすべてのものが生まれ出たのである。

彼女は今あるすべてのものを、いともやすやすと、完璧なものにする。

彼女は母親なくして生まれた乙女であり、ゼウスの側にあってあがめられ、まことに、すべての神々の母親である。

参照:ギリシャ神話

カアバの石

キュベレーはキュービックの語源と言われています。

そして、『キュベレー』とメッカにあるカアバの石(黒くて四角い石)には、深い関連があるとされています。

どのような関係があるのか、詳しくは放送終了後に更新したいと思います。

キシュ第3王朝の前後の歴史

『キシュ』とは古代メソポタミア時代の都市、または国家のことを指します。

現代名は『テル・アル・ウハイミル』。

場所はイラク共和国のバビロン遺跡の東12kmのところに位置します。

キシュ市に人が住み始めたのは紀元前6千年紀のことです。

紀元前3千年紀になると、『キシュ』はシュメール人やセム人にとって特別な地位を持った都市として歴史に登場します。

都市国家キシュは第1王朝から第4王朝まであります。

キシュ第2王朝はウルク第2王朝の王・エンシャクシュアンナによって破壊されたとされています。

その後、破壊されたキシュで新たに第3王朝を開いたのが、伝説の女王クババ(ク・バウ)です。

シュメール王名表によると、その後、女王クババの息子・プズル・シンは、キシュ第4王朝の最初の王となります。